高効率かつ高選択的な化学反応を実現する固体触媒の開発や、発光・光電変換が可能な分子デバイスの開発・高性能化には、固体表面上に吸着した分子の量子状態の励起とそれに伴うエネルギー変換過程を詳細に理解することが重要です。本研究室では、固体表面に吸着した分子を原子レベルの空間分解能を持つ走査トンネル顕微鏡で直接観察し、独自に開発した単分子分光手法を用いて分子の反応や光吸収、発光にともなう量子状態の変化を計測することにより、固体表面における分子物性およびエネルギー変換過程の理解と選択的制御を目指しています。
所属研究室:金研究室
内線番号:27789
場所:工5号館601
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