充実した研究生活

清水 洋平 (2018年度 学部4年)学部

応用化学科とは簡単に説明すると化学と物理が融合された学問です。教養学部の授業でいえば量子化学、有機化学、熱力学をさらに発展させたものです。 学部3年生の頃はそういう授業にさらに物理化学や無機化学、物性論、高分子化学など専門的な授業を勉強して学問の基礎を固めます。 難しい学問ですが、化学的現象は数値化できたり、熱力学的な観点で捉えることができたりと非常に興味深いです。化学好きには、全授業が化学の範囲内のためたまらないかもしれませんね笑。

また3年生になると学生実験というものが始まります。 与えられたテーマ、計画に基づいて実験し、結果を踏まえ考察するという一連の流れを学びます。実験結果はあくまで想定される結果との答え合わせみたいな感じです。 学生実験を通して、より専門的な内容の理解、実験とはどういうものかを身に着けることができます。僕は今4年生になり、機能性無機材料系の研究室に入りました。卒論のテーマももらってこれから主体的に実験することになります。学生実験の時と異なり、自分で実験計画を立て、論文を読んで学び、考察し、それを自分の言葉で伝えなければなりません。一見難しいように見えますが、先輩方も同じ道を通ってきたと考えると自分でもできる気がしますし、やりがいがあり充実した毎日を送れていると感じています。

僕の現在の研究テーマは「酸化物系全固体リチウムイオン二次電池」についてです。 リチウムイオン二次電池は携帯のバッテリーに使われたりします。電池の電解質は一般的に液体なのですが、固体にすることで化学的安定性を高めようというものです。問題は固体電解質にすると、電極―電解質間でリチウムイオン電導抵抗が高くなってしまうことですが、電極―電解質間にナノシートを挟むことで改善させようとしています。それが上手くいくかはやってみないと分からないのですが、自分で考え研究していくのは想像していたよりも楽しいものです。 化学は「創造」の学問です。0から1を作り出し、長期的に価値を提供できます。 特に応用化学科は幅広く化学を取り扱い、社会に還元できる形を模索し研究します。興味がある方はぜひ、応用化学科に来てください。