応用化学科での学びと生活

北脇 駿 (2018年度 学部4年)学部

化生系3学科(応化、化生、化シス)では一般的に、2年後期からの1年半で化学の基礎的な授業と実験に取り組み、4年生からそれぞれ研究室に配属されますが、必修の授業はほとんどなく、3学科共通の様々な授業から自分が必要とするものを選んでいくのが基本になります。この3学科の中から更に学科を絞る時は、研究内容の興味で選択することが一つのカギだと思います。応用化学科は有機合成から無機錯体、理論から実験まで様々な分野の研究室がありますが、その中でも物理よりの化学をメインとする研究室が多いです。

私自身もポリロタキサンと呼ばれる、分子が物理的に拘束された高分子を研究しており、有機合成にも触れつつ、ポリロタキサンの構造が自発的に形成されていく過程を調べています。これらの研究をしていても授業や実験で学んだ内容が土台となっており、様々なことを学んでおくことに価値があったとよくわかります。 このように軸の通ったカリキュラムの中でも、自由な時間が十分にあり、サークルやバイト、自分のしたい勉強などいろんなことに時間を割けるので、非常に充実した学部生活を送ることができるでしょう。皆さんが応用化学科で楽しく活躍されるのを期待しています。