応用化学専攻で私たち学生が実現できること

中村 享平(2018年度 修士2年)博士課程

環境問題、エネルギー問題など、現在社会は解決しなければならない未曾有の大きな問題に直面しています。そういった問題を解決するためには、既存の物質にはない特異な機能を有した新物質の開発が必要です。東京大学の工学系研究科応用化学専攻の学生は、こうした様々な社会的なニーズに答えうる新物質の開発、さらにそれら新物質を用いたデバイスの実現を目的として、日々研究活動に取り組んでいます。

こうした世界の最先端の研究を行う上で、無機化学、有機化学、物理化学などの住み分けはむしろ邪魔になるものであると私は考えます。そうした過去のくくりに囚われず、幅広い知識をマージすることで、社会的なニーズに答えうる新物質の開発は実現できるものだと思います。本学の応用化学専攻には、世界トップクラスの幅広い分野のエキスパートが在籍しています。ぜひこうした恵まれた環境で、皆様学生にも研究活動に取り組んでいただきたいと願っております。